音楽生成AIとは?意外と厳しい現状

音楽生成AI

私は前回の記事で自己紹介をさせていただきました。

そこでも書いた通り私は普段、音楽生成AIを使用して楽曲制作しています。そして作った楽曲をサブスクに配信をしております。そしてそんな活動をしていると、活動する前には知らなかった意外と厳しい現実が浮き彫りになってきました。

なのでこの記事では音楽生成AIという市場の現状を解説していこうと思います。

やっぱり世間からの目はあまり良くない

そもそも音楽生成AIとは?

まず初めに「そもそも音楽生成AIとは?」について解説していこうと思います。

そもそも音楽生成Aiとは、人工知能(AI)に楽曲に必要なメロディ・コード・リズムなどをすべて自動生成させて一つの楽曲を作らせる技術となります。自分が作ってほしい楽曲のイメージをテキストで打ち込むことで大体一分くらいで楽曲が出来上がります。

念のため一応画像を添付します。

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引用元:https://zenn.dev/taku_sid/articles/20250405_music_ai

ただし上記のような作業をAIにやらせるには、とんでもない量のデータにAIに学習させる必要がある。基本的にはこのようなシステムを開発していくにあたって数千~数百万単位のデータを学習させる必要がある。ただし、たくさんのデータを学習させれば良いというわけではない。AIに学習させるデータの数は目的や用途によって変わってくる。より質のいいAIを完成させるためには[質のいいデータを必要な数集める]ことが重要になります。これはもちろん音楽生成AIも例外ではありません。

このような過程を経て普段私たちが利用しているAIが作られています。

音楽生成AIの種類

私が普段から使っている音楽生成AIですが、音楽生成AIにはいろんな種類があります。

人気なところを上げると「SUno AI」「Soundraw」「Mubert」「Boomy」になります。そしてこれら4つの音楽生成AIにはそれぞれの特徴があります。

  • Suno AI=テキストを入力することによって楽曲が作れる
  • Soundraw=インターフェースが直感的に操作でき
  • Mubert=エレクトリックやポップ、ヒップホップに特化しており、YouTubeなどのSNSで著          作権フリーの音楽を使いたいクリエイターに人気
  • Boomy=短い時間で楽曲を生成できプラットフォーム内での収益化も可能性

音楽生成AIは決してこの4つだけではない。

どのサイトを利用するかは自分自身で調べて見極めてもらうのが一番だといえる

待ち受けている厳しい現状

普段から音楽生成AIを利用して活動しているROSAYAですが。

このような活動をしているからこそ見えてくる音楽生成AIの現状があります。

まずこの画像を見てください

引用元:TuneCore

このようにAIで作成した楽曲の配信をガイドラインで禁止されている場合があります。なぜならAIで作った楽曲に対して日本では創造性が欠けているものとして著作権が認められていないからです。

例)自分でAIを使って楽曲を作って、その楽曲を丸パクリした曲を他人がリリースしても相手を訴えることすらできない

このような事態に陥るということです。しかし著作権を認められる場合もあります。

それがAIで作った楽曲を自分で編集を加えたり自分の声で歌をレコーディングした場合はその楽曲は創造性があると判断されるので著作権は認められることになります。 その場合どこのプラットフォームでも問題なく配信することが可能になります。 もちろん100%AIで作った楽曲でも配信できるプラットフォーム(DistroKidなど)は存在しますが現状では禁止しているところがほとんどになります。なので配信等での収益化も自然と困難になります。もしかしたら今後AIで作った楽曲の商用利用自体が禁止される可能性もあるということを理解しておくべきだろう

結論&まとめ

最後に今回の内容をまとめようと思います。

  • 音楽生成AIとは人工知能(AI)に楽曲に必要なメロディ・コード・リズムなどをすべて自動生成させて一つの楽曲を作らせる技術である
  • 音楽生成AIには多くの種類が存在し、どれを使うかは自分で使う用途や目的に合わせて選ぶことが重要
  • 100%音楽生成AIで作成したものは配信をガイドラインで禁止されているプラットフォームがほとんどである
  • AIで作った楽曲に対して日本では創造性が欠けているものとして著作権が認められていない
  • 例外でAIで作った楽曲を自分で編集を加えたり自分の声で歌をレコーディングした場合はその楽曲は創造性があると判断されるので著作権は認められる
  • 音楽生成AIを使って収益を得るのはかなり難しい
  • 今後、商用利用さえも禁じられる可能性がある

これらを踏まえて音楽生成AIを趣味で使うには何も問題はないが、もし収益を少しでも上げる目的で使う場合にはそれなりの苦労と覚悟が必要になります。

ありがとうございました

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